占いの根本的な部分のお話

占いは昔から人が生きて行く上で助けとなるツールのひとつだったようです。経験の中から得られたことと統計学のようなものを合わせて、占いとして人々に警告をしたりすることもありました。

例えば、天災についてです。乾燥が続くと自然発火などが起こって、山が火事になってしまうようなこともありますが、そのメカニズムは現在では解明されています。

昔は、そんなメカニズムを知らないので、占い師が乾燥していることを感じた時に代々伝えられていることを応用して、火事が起こることになると占ったりすることがありました。

占い師の言葉はたいへん重く受け止められていたので、人々は山火事に警戒して生活の中では、万が一山火事になったときに備えることができました。

今では天気予報などが占いの代わりとなって、人々の生活が安全に送られるようになってきました。天候などだけでなく、精神的なものも昔の人には理解できない不思議なものでした。

人間関係に悩むのは現在も大昔も同じです。占い師は悩みのある人のこころを解き明かして、どうすればその人のこころを重くしてしまっている悩みの種を取り除けるかということに対する方法も知っていました。

悩みに苦しむ人が占い師と話すことで楽になったりすると、その占い師はよく当たる、すばらしい占い師だと崇められたりしました。

これは、現在では精神科の領域です。精神科の医師によって、また精神科の医師の処方する薬によって多くの人は悩みから解放されて不安の少ない生活をおくることができるようになっています。